ラポール「ペーシング」

コミュニケーションにおけるペーシングとは、相手の話し方と自分の話し方を合わせることです。

とはいっても、相手と同じ調子にすることだけをペーシングというのではありません。

相手が落ち込んでいれば自分も深刻に考える、これもペーシング。

相手が憤慨していれば自分は少し冷静になる、これもペーシングです。

相手が感情的になっているときに自分も感情的に対応すると、取り返しのつかないことになってしまう恐れがありますからね。

かといって、冷静になりすぎると余計に相手は気分を害されたと感じる可能性があるので、冷静さの調節をしなくてはありません。

相手が落ち込んでいるときだって、元気づけようと明るく対応すれば「この人は自分を分かってくれていない」と思われてしまいます。

つまり、ペーシングは相手の状態に応じて対応するものなのです。

・・・というとものすごく難しいことのように聞こえますけれど、実はこれも僕たちが日常的にしていることなんですよね。

相手が興奮していれば落ち着かせようとまず自分が冷静になったり、楽しそうなら自分も楽しそうにしたり。

それに、TPOに応じた服装を選ぶことだって一種のペーシングなんです。

これらのラポールを勉強して思ったんですが、コミュニケーションってどんなに苦手な人でも当たり前のように行っていることじゃないですか。

NLPで学ぶコミュニケーションは、その無意識でしているコミュニケーション方法を意識的に行うための方法をなんですよね。

そのための訓練っていうものはありますけど、どれも特別なことではないんです。

ただそれによってコミュニケーション能力が高まれば、NLPカウンセリングのようにペーシングを活用できますし、僕の仕事にだって役立てられます。

NLPトレーナーたちって、いわばコミュニケーションの達人なんですよねぇ。